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「本を開けば、、、
自らにふりかかる厄災と、
自らにふりかかるであろう祝福が、
まるで愛しい恋人のように佇んでいたのだ、、、。」
老人は一つ一つ言葉をかみ締めるように話を続ける。
「しかし、途中で怖くなった。
なぜだか分かるかい?
、、、
、、
、
蝕んでいくんだよ、、、そう、本を使い続ける事で広がる私の中の欲望と同じように、、、。
私の中の、人ではない”何か”がね、、、!!!」
手に入れると祝福と富を与えると言われる”サキヨミの章”。
それを回収せよという言婆の命により主人公達は一人の老人にたどり着く。
しかし、老人は過去に身の危険を感じて”サキヨミの章”を燃やしてしまったと言う。
そんな矢先、別の所から”サキヨミの章”が見つかった、という知らせを聞いた。
”サキヨミの章”は二つとはない唯一品であるはずなのに、、、。
老人の言っていた事は確かなのか、”サキヨミの章”のからくりとは何なのか。
主人公達は何も分からないまま回収に向かう事になった。
「ちっ、面倒この上ないわね。刻んでも刻んでも足りないなんて、、、。
わざわざバグの結合部分だけを狙ってやってるのに。
ちょっと○○、あんたのポケットの中になんか使えるモノがあったらさっさとよこしなさい!!!」
ザザザ…
やめて、もう蝕まないで、、、。
「 」ちゃんの私に対するわがままも
「 」おじさんの私に対する感情も
「 」おばさんの私に対する嫉妬も
ザザザ…
全部全部全部全部
もう、村の人達の私に対する一方的な声は聞き飽きたの
これ以上聞き続けなきゃいけないのなら、、、
「うちらの姫様の出て来なくなっちまった、、、助けてくだせぇ。」
という依頼がきた。
とある村で村民の悩みを解決してくれるお姫様がいるらしい。
ある日突然そのお姫様が外に出て来なくなってしまった。村では昔から原因不明の死が続いていたのだが、そのお姫様が来てからはパタリとやんでいた。
しかし、お姫様が内に篭ってしまった事で、また村に原因不明の死が降りかかっている。それをなんとか解決して欲しい、との事だった。
「人というものは身勝手な生物なのよ!!!!!
自分達に想像できない事は畏怖の対象となり極力排除するか、もしくは利用するかのどっちか、、、。
そうなのなら皆いなくなればいいじゃない!!!
ねえ、貴方もそう思うでしょ?」
かーごめーかごーめー かーごのなーかのとーりはー
いーつーいーつーでーやあーるー よーあーけーのーばーんーにー
つーるとかーめーがすーべったー うしろのしょうめんだーあれー
事の始まりは骨董屋の年配の亭主の依頼だった。どうやら孫の行方が分からなくなったらしい。
亭主によると原因の可能性があるとすれば、孫の行方が分からなくなった数日前に、とある人物から櫛を手に入れてから怪奇現象が数回起こっている事、いい事がたて続けに起きている事であった。
どこからともなく歌が聞こえる、ふとした時に子供が横切るのが見えるとその亭主は言う。しかし、亭主以外の人達にはそんな歌は聞こえないし子供もいないと言う。
警察に届けても行方不明の原因になるものは何もないと頭を抱えているばかりで孫が見つかるには程遠い。そんな中、藁にもすがる思いでココに依頼をしたらしい、、、、、。
はい、こんな感じですかねーあらすじとしては。
座敷童が来たら福をもたらす。というものがコンセプトです。ただ座敷童は福だけをもたらすのか?世の中等価交換は当たり前というものと、座敷童の家の中にしかいる事ができないという条件をさらに限定してかごめの歌にからめてみました。この中では座敷童が結界の中に閉じ込められていて子供の誰かとポジションを交換することによってその家に福をもたらすという事にしています。そうして長い間閉じ込められた子供が座敷童化して同じことをループしていくといった現象性バグですね。
その少年は少しの間俯いていたが顔をあげた。
「これはお姉さんが解決しても無意味だよ。だって、、、、、世の中の理は必然だもの
。ハハッ、、、こんな事したって無駄無駄っ。
座敷童という話が伝わっていく限り、人が生み出したこの醜い呪縛は永遠に繰り返していくもんなのさっ。
おかしなもんだろ?人が幸せに生きていくために人が犠牲になっていく。
あ、そうか。今のお姉さんみたいなものだよねっ。お姉さんもかわいそーに、同情しちゃうなあー、はははははは!!!」
少年は心底楽しそうにそう言い放った。
組織名:百鬼会もしくは獏
■組織について
組織としての役目は
1.現象性バグを未然に防ぐ事
2.バグ保持者が起こした問題を処理する事
この二つを最優先とし、バグを持たないモノ(者・物)に影響(ここでは被害としての意味合いが強い)を与えないようにする事が挙げられる。
要はバグを公にしない事、もしくは超状現象として処理する事で世の中とのバランスを壊さないでいこうという擁護派に属している。
組織のパトロンは○菱、○田、等。いずれもバグ保有者で擁護派のトップ。
組織は実践、治療、管理、開発、予測、情報収集等十数個の部隊に分かれており、それぞれの目的を遂行するために行動している。その中でさらに分かれているために実際に全てを把握する事は難しい。
その中で組織を統括しているのは視・聴・言という婆トリオ。 この三人に関しても思考、嗜好が異なるために管轄の部隊が同じでもグループ単位での目的がことなってしまう。主人公達のグループは言婆
に所属する。
■三婆について
名前に由来している。
視は何事に関しても自分のいいようにしか見ないし、なりより視野が狭い。が先見の力がある。
聴は意見をあまり聞かない。が一度行動をすれば予想以上の結果を出してくる。
言は必要以上の事は言わない。というか計画に関して小出しを繰り返すために指令を下されたモノは全てが分からないまま行動を起こさないといけなくなる。結局は言の思惑道理に事が進められる。
■主人公達のポジション
主に言に所属する実践部隊の行動派グループ。簡単に説明すると言に持ち寄られた揉め事を解決するというもの。言は擁護派の割には無頓着なので気ままに行動をすることが許されている。
主人公:男と女
■男
おかま。おかまになったのは家のせい。というか美しいモノが好きな母親の洗脳のかいがあっておかまに、、、。嗜好はいたってノーマル。
昔から妖たぐい(攻撃性の高い現象的バグ)の嗅覚がするどい、遺伝的なバグの持ち主と言った方が良いのかも。
組織に所属デビューは家系のつながりといった所。金銭の見返りが高いため服やもろもろを買うために所属。本質的な部分ではスリルを常に感じ取れるという事で退屈な日常との対比バランスをとるために所属。
■女
完璧な体質的バグの持ち主。
物質を文字(言霊)に置き換えて身体に保持する事ができる道具保管庫みたいなもの。バグのせいか言動としてのコミュニケーションは不得手。前髪を伸ばして眼を隠す事で対人との精神的ストレスの負荷をやわらげている。パーカーマニア。
主人公男にはおかまという事とレアパーカーをもらった事で気を許している。