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かーごめーかごーめー かーごのなーかのとーりはー
いーつーいーつーでーやあーるー よーあーけーのーばーんーにー
つーるとかーめーがすーべったー うしろのしょうめんだーあれー
事の始まりは骨董屋の年配の亭主の依頼だった。どうやら孫の行方が分からなくなったらしい。
亭主によると原因の可能性があるとすれば、孫の行方が分からなくなった数日前に、とある人物から櫛を手に入れてから怪奇現象が数回起こっている事、いい事がたて続けに起きている事であった。
どこからともなく歌が聞こえる、ふとした時に子供が横切るのが見えるとその亭主は言う。しかし、亭主以外の人達にはそんな歌は聞こえないし子供もいないと言う。
警察に届けても行方不明の原因になるものは何もないと頭を抱えているばかりで孫が見つかるには程遠い。そんな中、藁にもすがる思いでココに依頼をしたらしい、、、、、。
はい、こんな感じですかねーあらすじとしては。
座敷童が来たら福をもたらす。というものがコンセプトです。ただ座敷童は福だけをもたらすのか?世の中等価交換は当たり前というものと、座敷童の家の中にしかいる事ができないという条件をさらに限定してかごめの歌にからめてみました。この中では座敷童が結界の中に閉じ込められていて子供の誰かとポジションを交換することによってその家に福をもたらすという事にしています。そうして長い間閉じ込められた子供が座敷童化して同じことをループしていくといった現象性バグですね。
その少年は少しの間俯いていたが顔をあげた。
「これはお姉さんが解決しても無意味だよ。だって、、、、、世の中の理は必然だもの
。ハハッ、、、こんな事したって無駄無駄っ。
座敷童という話が伝わっていく限り、人が生み出したこの醜い呪縛は永遠に繰り返していくもんなのさっ。
おかしなもんだろ?人が幸せに生きていくために人が犠牲になっていく。
あ、そうか。今のお姉さんみたいなものだよねっ。お姉さんもかわいそーに、同情しちゃうなあー、はははははは!!!」
少年は心底楽しそうにそう言い放った。